イベントもレッスンも単発ばかりなのは

先日、某外部スタッフさんから「マガリさんのところって、皆さんどのくらいの頻度で通われているんですか?」という質問をいただきました。「ヨガ教室とかだと毎週レッスンあったりするじゃないですか?」と。

「そうですね。2〜3ヶ月に1回とか、気が向いたときに来ていただけていることが多いですね。でも、いろいろなプログラムを作っているんで、それを全制覇する感じで頻度高い方もおられます」

「習い事とか美容系だと○回コースみたいなのあるじゃないですか? そういうコース制にはしていないんですか?」

「えと、人生ってタスクの連続じゃないですか…ウチはサードプレイスにしたいのでそういうのはやらなくしているんです」

「ほほう」

 

私たちの日々は「あれやらなきゃ」「この準備しなきゃ」というタスクの連続です。「さーて、 何をしようかな」じゃなくて「やらなきゃ」ですね。

コスパやタイパに加えて、ウェルビーイングに効率を求める「ウェルパ」という地獄のようなフレーズまで作られてしまう時代。

私も過去には「○回コース」とか「半年で変化を感じる」みたいなのを検討した時期もありました。通ってもらった方が体感ももっと上がるかな?と設計したときもありました。

でも、「通わなきゃ」になってしまうと、それはちょっと私が願っている未来とはズレてしまいます。暗にプレッシャーになっていたら本末転倒です。

私は「邂逅」という言葉が好きです。旅先で出会った人にも「またどこかで邂逅しましょう」と伝えていました。

※邂逅(かいこう):思いがけなく会うこと。めぐりあい。

 

私は少しでもプレッシャーを減らしたいと願っています。

かなり頻繁にイベントを実施しています。「行かなきゃ」と思うのではなく、「行ってみようかな」と思ったときに(予約は必要ですが)気軽に参加いただけます。

コミュニティ作りなどもありませんので、行きたくなくなったらいつでも離れられます。

なんかいこうと気が向いたときに、近くの扉として開けてみてください。

 

イベントもレッスンも単発ばかりなのは、義務を作るより宇宙でめぐりあいたいからなのでした。

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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